Talk with Kamei

Monsieur Jacques Poujoulat2015年6月1日


jack_12005年の愛知万博の時から、度々名古屋を訪れて、友人の日本女性と一緒に来てくれるフランス人のJacques Poujoulatという人がいる。

Kameiも店のサブテーマに”Brasserie Japonaise”などとうたっている様にフランスには何度か縁があり関わっている。

挨拶程度のフランス語でも嬉しいらしく、それから名古屋に来る度に来てくれる。

「俺はわざわざ8,000キロも離れた所から来てやっているんだ!」などとフランス人らしい言い回しでにっこり微笑んで、私にウインクしてくれる。

(東京から フランスまでの距離 は9538km)
ジョークの使い方と、タイミングは、やはり日本人が最も苦手とするところだろう。

でも僕はこの手の思いやりのあるジョークが大好きなのだ。僕の敬愛する先輩で以前の仕事の上司でもあるK氏はこんなジョークの言える数少ない日本人だ。わざと人の悪口を目の前で言ってこき下ろすかと思えば、すかさずフォローを入れて、自然と欠点を気付かせてくれたりする。 言葉と裏腹に心の中は温かいのだ。

こんな人が回りに一人でもいてくれたら、人生ぶ厚くなるよね。
そういえば、K氏もフランス大好きである。

今年の5月にジャックさんが来てくれた。たまたま私が急用で店にいない時で、結局合えなかった。写真のシャンパンはそのときにジャックさんが8,000キロも離れた南フランス、エクサンプロバンスからわざわざ持ってきてくれたものだ。今年ちょうど50歳になる記念の誕生日にあけたいと思い、セラーで保存している。

ちなみにこのシャンパンは、フランス革命200年祭の公式シャンパンに唯一選ばれたメゾンで、日本の帝国ホテルのワインリストにも載っているらしい。

今度、お店に来たら、どんなジョークで対抗しようか、早くも頭が痛い。