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白岳仙を楽しむ会2005年5月29日


topics_002_5_29b第2回「食と遊ぶ会」のご報告です。
福井から白岳仙の安本岳史さんに来ていただいて、日本酒をじっくり堪能させていただきました。

ここ2~3年の日本酒は焼酎ブームとかさなって、いわゆる「淡麗辛口」が受けなくなり、安価でありながら、米の味、切れのよさ含み香の爽やかさを兼ね備えたお酒がかなり出てきました。

今回の白岳仙もそんな蔵のひとつで富屋酒店の上田さん共々、一ファンとして楽しみにしていました。
乾杯は数が少なくめったに飲めない「大吟醸 仙」 今までの香りプンプンの大吟とは違い、重過ぎないボディーの中から華やかに広がるアロマ、味の伸びが長く続き、スーッと切れていきます。うまい!

続いて、吟生 こちらは今回の中で一番りんご酸を感じた一品。吟醸らしくすっきりとした甘く酸っぱい初恋のような可憐なイメージ。これからの夏、キーンと冷やしてまだ明るいうちから飲んでみたい酒でした。

この会の前日、新栄かめいからのお客様で今は北海道の有珠山の近くにお住まいの本間さんから朝早くに電話をいただいた。
「今朝の4時から山に山菜を取りに来ていて、今下りてきたところ。送ってあげましょうか?」
願ってもない話に即答し、当日お目見えすることとなった。
緑鮮やかな山うど(めちゃめちゃ評判がよかった。)、鬼たらの芽、山蕗を「やよい」の堀田さんからいただいた青唐辛子味噌とにんにく焼味噌をそえてお出ししました。本間さん、堀田さんありがとうございました。

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残りの出品酒

■吟にごりはっぽう(生)
■純米吟醸 備前雄町 中取り
■純米吟醸 山田錦 16号
■純米吟醸 奥越五百万石
■袋しぼり 本醸造
■白岳仙 仕込み水

今回、同業者の飲食店さんも多数参加していただきました。

「本気の人も結構いるんだなー」とうれしくなりました。
近年、やたらとインテリアに重きを置きすぎ、食材や調理技術の伴わない居酒屋も多数あるように思います。ビジネスと捉える前に、「食」は文化の集積の上に成り立つことを今回参加された皆様と共に、これからも見据えて次回も計画したいと思います。