Talk with Kamei
お芋の話2011年11月1日
毎年ファンが増え続け、9月を過ぎると「アンデスは入った?」と矢の催促をされるお客様が増えてきた。
毎年北海道真狩村の藤本さんからのアンデスを心待ちにしているのだ。
今やボジョレーヌーボーならぬ、アンデスヌーボーと言っても良いほどの人気だ。
ところがである、今年電話をしてみると「今年はだめだ~。おっきくなんね~」どうも夏の一時期に急に霜が降りてしまったのがいけなかったのらしい。送っていただいたアンデスはわずか10ヶ余り。
本当に幻のじゃが芋になってしまった。
替わりに人参と冬化粧というかぼちゃ、北あかりに、紅丸がたくさん入っていました。こちらの出来はばっちりです。
北あかりは香り、味ともに申し分なし。人参も甘み、こくも一級品でした。
その後名古屋の市場で幻のレッドアンデスと書いてある袋入りのアンデスを発見!
さっそく購入して食べてみましたが、藤本さんの作るアンデスとは別物で使い物になりませんでした。
アンデスファンのかたがたへは何とお詫びしたらよいのやら…
そこで、秋から冬に向かう時期、市場で気になる存在の海老芋を紹介したいと思います。
海老芋といえば、京都の芋棒が有名ですが、実は海老芋の一大産地は静岡の磐田市の物が一番と言われている。
軟らかく煮ても煮崩れせず、絹のような舌触りが気に入っている。 滑らかで里芋好きの方で、まだ海老芋デビューしていない方は是非その食感をお試しいただきたいと思います。
かめいでは、田楽味噌を塗って、天火で焼き上げました。油で揚げた、よもぎ麩の田楽も添えました。