Talk with Kamei
今年最初の桜鱒2015年6月1日
毎年桜の咲く、4月から5月にかけて、北海道の函館から、桜鱒を仕入れている。
今は2月20日、その函館から「もう桜鱒が上がったよ!」と連絡が入る。
いくらなんでも早いよな~と思いながらも
「すぐに送って」と頼んでしまう。
それぐらい旨いのだ。
本洲で育った私には、鮮度のいい桜鱒を味わう機会は最近までなかった。
それまでの鮭、鱒のイメージは塩鮭のそれであり、バターでソテーしたムニエルであり、
富山の「ますの寿司」ぐらいのものであった。
北海道の知人から是非にと勧められて、初めて送られてきた桜鱒を食べたとき、
今までのイメージとは程遠い、爽やかでさっぱりしていて、でも脂が乗っている。
まぐろのトロのようなしつこさはなく、あくまでも上品だ。
ルイべにして食べると口の中でとろけていくのが分かる。
桜の花も好きだが、桜鱒はもっとスペシャルなものになってしまった。