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勝沼ワイナリーの白ワインと 和食を楽しむ会2005年5月1日


topics_1_5_01b4月のとある日曜日、丸の内 かめいにて第1回「食と遊ぶ会」として【勝沼醸造の白ワインと和食を楽しむ会】を催しました。

山梨から勝沼醸造の大橋氏を招き、国産ワインに対する熱い思いと共に、今までの国産ワインに対する偏見を払拭する出来栄えのワインの数々に参加者の皆さんもうなったり、感心したりの1日でした。気がつけば2時間の予定時間を過ぎても楽しくご歓談されている参加者の皆さんの楽しそうな笑顔がとっても印象的でした。

この日は、普段調理場からはなかなか客席に出られない当店の調理スタッフもご一緒させていただき、楽しい雰囲気と、お褒めの言葉をいただいて、こちらも微笑ましい雰囲気でした。

勝沼醸造 この日のワイン

kw_wine_1bKW甲州ビンテージ
勝沼の四季や風を感じられるワインでした。すっきりとした辛口のワインで特に、甘いのが好みかな?と思っていた女性からの支持が多かったのは女性の辛口志向を感じました。

アルガブランカヴィニャルイセハラ
このワインは伊勢原という小字名(こあざめい)の単一畑から収穫された甲州種のみを原料に醸造したワインです。
華やかな香りに加えさわやかな酸味と甘さのバランスがよく、他にない個性を醸し出しています。じっさい飲んでみておっ!と思わず言ってしまう、ワインです。こちらとデザートワインのドースは男性からの支持が多かったのも面白い結果です。

KWブラン樽熟成
これが国産?うまいです!フレンチオークの樽の中でゆっくりと眠らせ、熟成させたワインです。
ドライの中にもバニラや甲州独特の甘い香りが感じられます。ワールドワイドレベルの実力と見ました。

KW勝沼甲州樽生発酵
勝沼ならではの甲州種のなかから厳選したぶどうのみ搾り捕糖や、捕酸を一切せずにオーク樽の中で発酵・熟成させ複雑な味わいと香りをもつワインです。やや濃厚な印象が特徴のワインでした。ただその奥行きと複雑さは特筆に価します。

アルガブランカドース
ぶどう本来の甘さと酸味を大切に冷凍凝縮し無捕糖で醸造したデザートワインです。蜂蜜のような自然の甘さとしっかりとした酸が、キレのよい深い味わいを与えます。最後に幸せ感が口いっぱいに広がります。これは参加者の皆さんが唸った一品でした。なんといっても甘さの後の切れのよさ、上品さは驚きです。特別上等なリキュールかアイスヴァインのようでした。

お料理内容 

春(旬)の厳選食材とおいしいものを揃えて調理いたしました。

前菜 八寸五種もり(春色とりどりを器いっぱいにあしらって)
・白魚木の芽和え
・鰆巻繊焼き
・そら豆塩茹で
・鶏肝のリエット
・新生姜もちもち豚巻き天ぷら
・雁足煮浸し(わらびやこごみに似た山菜、アスパラのような食感)
・ふきのとう天ぷら葱味噌添え
 お造り特選お造り盛合わせ
・本鮪中トロ
・朝〆かんぱち
・朝〆ひらめ
・生うに
・甘海老
 煮物はまぐりと新筍、蕗信田巻き、芹の炊き合わせ
 焼き物和牛網焼き(わさびとお醤油、自家製ぽん酢、ラヴィゴットソース)と泉州・水茄子の当座煮
 蒸し物皮はぎのちり蒸し
 酢の物鯵の南蛮漬け天独活
 揚げ物筍と海老を射込んだ東寺饅頭
 食事わらびご飯と赤だし
 デザート胡麻プリン

思いのほか大成功に終わり、次回のイヴェントに早くも心はやる思いです。