Talk with Kamei

同窓会2015年6月1日


dousoukai10年ほど前に小学校の同級生から「今度同窓会をやるので来ないか?」と誘われた。
特別深く考えずに「行く」と返事した。
28年ぶりの同窓生は当時と変わりなく、(見た目の変化は少々あれど)あった瞬間に当時に戻ってしまった。
その日は当時の先生のお祝いの会と言うことでみな集まった。

小学校4年生の時、その先生は新任の初担任を僕らのクラスを受け持つ事になった。
あの時の僕らは罪の意識もなくただ学級崩壊していた。あの時先生は何をどう思っていたのだろう。
全く授業を聞かない小学校4年生を前に激しく怒る事もなく、ただただ皆を受け入れていた。
先生が嫌いだった訳でもなく、皆それなりに慕っていた。
それでもさすがに2学期の頃九九を忘れてしまって父親にこっぴどく絞られた。
湯船に浸かったまま九九を言うのだが、
間違えたりわかんなかったりするとまた最初からやらされる。また同じところで間違えてしまいにゃ泣きべそをかくことになる。
あくる日から必死でおさらいして、2度目の石川五右衛門だけは免れることが出来た。
早くに先立った父との少ない思い出の一つだ。学級崩壊していたあの時、九九を忘れてしまった同級生はいたんだろうか?

話は戻るけど、その後、5年ごとに同窓会は繰り返され、去年からは卒業以来一度もやっていない中学校の同窓会にまで発展した。
35年ぶりにあう顔は、皆それなりに人生の荒波を乗り越えていい顔をしていた。
大人になっても真更な友達に一瞬でなれるのは同じ時間を過ごして来たからだろうか?
とても大切で、かけがえのない友人たちだと思う。

それでも、同窓会には「来ない人」と「来られない人」がいる。
当時、楽しくない記憶がある人。今自分が元気がない人。それと今の自分に自信のない人だ。
少し気後れしているようなら、次回勇気を出して参加してほしい。
大人になった今の同級生なら、絶対に受け入れてくれる。相談に乗ってくれる。そんな大人になっている。
とってもちゃんとした人になっている。これからの人生、お互いが頼もしい応援団を得たようだ。
そんな思いを感じてくれる人が一人でも増えたら、素敵だな-と思う。